死ぬまで 生きる。

主観的で個人的な日常生活について

ふとした瞬間に死のうかなと思わなくなる環境を求めたら、派遣で働いてたんだよね。という長文自分語り。

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もし、これを読んでくださっている貴方やが辛い状況にあるのなら、

周りや世間の目や耳や考え方なんて気にせず、”逃げれる場所””ぼーっと出来るところ”に避難してください。親や友人や行政や、なんだっていい。経済的な逃げ場所が心の逃げ場所にならないなら、心の逃げ場所は物語の世界やモノに求めたって良い。今はただひたすら、休んで欲しい。

もし、これを読んでくださっている貴方の周りにいま辛そうな方がいるのなら、

避難場所をつくってあげて欲しい。ムリに話を聞きだしたり、励ましてあげるよりも、たまに”お誘いの連絡”をしたりして、そっと見守ってあげて欲しいです。断られることや既読スルーされることも多いかもしれないけれど、自分のことを忘れずにいてくれている誰かの存在はとても大きいと思うので。その存在を感じることで立ち直れたりすると思うので。

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いきなり、何を書いているんだという感じですが、最後に書くとこの後の話長いので、先に読んで欲しいところだけ先に書いておくことにしました。

 

さて、お仕事(働き方・働くこと)についてのお話を。

 

就職氷河期の氷が解け始めたころ、新卒正社員(総合職)で上場したばかりの会社に入社し営業をしていました。

まだまだベンチャー気質の残る会社で、活気があって、女性も男性と同じように働けて、そういうところが魅力的だったのですが、当時の私は私の根性のなさ(というか体力のなさ)とか色々なことを良く分かっていなくて、、、残業上等!提示されたお給料には〇十時間分の残業代も込みだぜ!みたいな体育会系な働き方が苦しくて。尊敬する上司が数か月で移動してしまい、その後の上司とイマイチ合わず。

当時私は仕事のほかにやりたいこともあって、それなのに平日働いたら疲れてしまってやりたいことが全くできず、それもストレスに。特に当時は右を見ても左を見ても”ブラック労働”で疲弊するひとが沢山。私の会社だけではなく、転職したところで問題が解決するようにも思えず。特に事務等裏方系のお仕事のまともな正社員求人なんて、ほぼ見た記憶がありません。

 

……結果入社数か月後から心療内科に通うようになってしまったのですが、

頂いたお薬飲むと頭がぼーっとして”先のこと”を考えて不安になることはなくなるのですが、同時にまともに仕事ができないレベルでぼーっとなることも多く、それはそれで社会人としてどうよ…??と自己嫌悪に陥り…八方塞がり。そんななかで「お給料稼げても病院代とかに消えていたら意味ない」と思えた瞬間があり、入社1年にも満たないうちに”やりたいこと”にチャレンジする人生に舵を切りました。

 

とはいえ。働かないと生活は出来ないわけで。実家に戻ったところで全く働かないわけにはいかず。でも自分でも思っていた以上に心身ボロボロだったらしく、辞めて半年以上「働くことが怖い」状態になってしまっていました。そんななかでも”何のために辞めたの?やりたいことやるためでしょ??”と良く分からない意地で自分を奮い立たせることで生きてました。ちゃんとやりたいことも始めて。その資金のために短期単発のお仕事をして、それが”働くこと”のリハビリにもなって。

 

ぶっちゃけね、そのころ心は”やりたいこと”やってても全然楽しいと思えなかった。すべてが”どうでもいい”という気持ちだった。このまま緩やかに死ねたら楽だなって思ってた。それでも心のどこかで”無目的なフリーターじゃない”って自分で自分のことを思いたくて、意地と見栄で”やりたい”と思っていたことと”短期単発”のお仕事をしていました。その時だけは”営業向いている”と言われる明るい私の姿で、それ以外の時は一日中ぼーっとしたり泣いたり、動けなくてだらーーーっとしたりして半年以上たちました。

 

で、たまたまいった単発のお仕事がチームでやるお仕事で、それが楽しくて、すこし”働くこと”が怖くなくなったころ、運よく事務未経験でもOKの長期のアルバイト案件を見つけ、採用されました。(もう今思い返してもこの時採用されてなければ、こんなに事務でお仕事いただけるようになってなかったと思うので本当に感謝してます)

 

ただそれでもたまに突発的に電車眺めてて”とびこんでみようか”という思考が昇ってくることもあったのですが(死にたいと思うような事が何もない日でも突然浮かんでくる)薬の服用もなく表面的には”ふつう”の毎日を過ごせるようになりました。

(とはいえ激しいめまいで歩けなくなったり、急に体が砂詰め込まれたみたいに重くなって歩くのが困難になったり(楽しみにしてた約束に行く道中ですらなる)っていうのは10年以上続いていました。ここ数年はそういうのがないので、このまま収まっていて欲しい。)

 

で、元気になったなら正社員で働けば?という話なのですが、”やりたいこと”をやって挑戦できたことで納得できた後、再び正社員になっているのですよね…しかも事務系のお仕事で。(実はそれ以前にもやりたいことと両立できるかもということで正社員してたのですが、社長がOKでも現場とのすり合わせが難しく(肉体労働だったし体力的にも辛くて)辞めてる)

 

ただその時もその時で小さな会社ということもあり、社長との折り合い(割とすぐ声を荒らげるタイプの女性)とかが難しく私よりバリバリのキャリアのある方が即辞めるのを見て私も退職。またしても精神的に不安定に…この時は割と肚を括っていたつもりだったのですが、数人しかいない企業で社長の意向に合わせなくはというプレッシャーはきつかった…。それまで非正規にも関わらず比較的自由に自身の裁量で動けることも多かったので、余計に。。。

 

ただ、20代の頃の”非正規”時代にお世話になった企業(途中やりたいことのために上京したりもして、いくつかの会社で事務系アルバイトをしていました)で出会った方々が本当に素敵な方が多くて、企業によってカラーが全然違うことを知ったりしたおかげで

正社員で働くと大変だけど、働くこと自体は怖くない!とも思えたんですよね。

 

正社員時代に感じていた正社員なんだからこれくらいやって(残業も)当然。とか早く終われるならもっと目標あげて頑張りなよ??みたいな空気感とか。からは少なくとも解放される。プライベートの時間でも”緊急”で連絡がくるかもしれないっていう心配もしなくて済む。

あと、プライベートでショックなことがあっても両立できるレベルの仕事(責任)が基本なので、気に病みにくい。(頑張って表に出さないようにしても、プライベートを引きずりがち。なにかあるとミスにつながりがち)

 

ご縁のあるところが、ほぼ、わりと体育会系とか、自由だけど責任が重いとか……ストレスは溜まりやすそうな企業と縁があります。老舗だったり大手だったり、非正規で入ると重宝されてかなり良くしていただけるのですが、正社員で入るとしんどいだろうな…と思う職場に(現在進行形で)お世話になっているので、時々耳にする”働かない正社員”とかなんかちょっと都市伝説みたいに思っている節があります。(いや、一部いたような気も…??でも結果だせてなくて詰められるのに平気な人にはなりたくないし)というか結果出さない社員を雇い続けて良く働く派遣を切ったら企業はどうなるのだろう……。

 

で、重宝される非正規として働き始めてアルバイトを経て派遣になり、正社員時代より1社での就業期間が長いという……。安定とは何ぞや。

今考えると、もっとああしとけば良かったのかなー。他にもいろいろ方法あったよねーと思うこともあるのですが、その時その時で精いっぱいやったことには変わりないので、まぁ。まぁ。まぁ。

 

今は、経済的には不服もあるし情けなく思うこともあるけれど、数年前とくらべて気力も体力も充実しているのを感じています。20台の頃より確実に心身の健康に自信があります。逃げ回っているうちに色々な人に出会うこともでき、笑顔の時間が多いです。

”死んだほうがマシ”っていう状況がこの世にはあって、どういうときにそう思ってしまうのかもわかってきたので、そうならない道を探っていけるようになったし。

 

正社員とか非正規社員とか、確かに経済面とかでは大切だし、もちろん働かないとご飯食べられないんだけど。働くことで死にたくなってしまうのならそれはやっぱり間違った働き方、不適切な環境なのではないかとも思う。

一番つらいことが何かが分かれば、それさえ避ければけっこうご機嫌にやれたりするので、”やりたいこと”より”やりたくないこと”が明確だとわりと楽になれる気がしています。